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インフルエンザワクチン

インフルエンザウイルスに罹患した場合に、その年にインフルエンザワクチン接種するメリットがある??

インフルエンザにかかった方も、その年のワクチン接種はおすすめです

 たとえその年にインフルエンザにかかった場合でも、「インフルエンザ不活化ワクチン」を接種することで、さらに予防効果が期待できるとされています。自然に感染して得られる免疫は、主にそのときに感染したウイルスの型に対してのみ働きます。しかし、インフルエンザウイルスは少しずつ姿を変えたり、他のタイプの流行が生じることが珍しくないため、自然感染のみでは別の型に対する免疫は不十分になってしまうことがあります。

 ※インフルエンザウイルスには、A型やB型といった大きな分類のほかに、A型の中でもH1N1やH3N2など、いくつもの「亜型(種類)」が存在します。

 ※これらの亜型は毎年少しずつ変化し、地域や季節によって流行の型が異なります。

 

 ワクチンを接種することで、その年に流行している型に合わせた「追加の免疫」が得られます。つまり、インフルエンザに一度かかった方でも、その年にワクチンを接種しておくことで、接種していない場合よりも、予防効果が高くなるとされています【引用文献1-3】。

 特に低年齢や(ご高齢の方も)基礎疾患のある方など、重症化リスクが高い方には、毎年のワクチン接種が強くすすめられています【1,3】。

 インフルエンザにかかった後の免疫の強さや、ワクチンの効果の個人差、効果が続く期間については、今後もさらなる研究が必要とされていますが、現時点での医療現場での考え方としては、「インフルエンザにかかった方にもワクチン接種が推奨される」というのが一般的な見解です【1-3】。

 

インフルエンザにかかった後のワクチン接種タイミングについて

 インフルエンザにかかった後、どのくらいの期間を空けてワクチンを接種するのがよいかについては、現時点では明確に示した大規模な研究がまだ十分ではありません。今後の研究が待たれるところですが、現時点での医療現場の考え方としては、「急性期の症状(発熱や強い倦怠感など)が落ち着き、体調が安定していれば、できるだけ早めに接種するのが望ましい」とされています。

 ワクチン接種による副反応については、インフルエンザにかかったことがあるかどうかで、大きな違いがあるとは報告されていません【2-3】。

 インフルエンザにかかった直後にワクチンを打つことで副反応が増えるという明確な証拠も今のところありません。

 これらをふまえ、インフルエンザにかかった方にもワクチンの再接種はおすすめです。経鼻生ワクチンの場合には、残存する症状を鑑みて慎重な投与時期判断が必要ですが、注射タイプの不活化ワクチンであれば、体調が整い次第の接種をご検討ください。ご不明な点はご相談ください。

 引用1)Effects of Prior Season Vaccination on Current Season Vaccine Effectiveness. Kim SS, et al. Clinical Infectious Diseases. 2021. 

 2)Influenza. Uyeki TM, et al. Lancet (London, England). 2022. 

 3)Does Repeated Influenza Vaccination Attenuate Effectiveness? Jones-Gray E, et al. The Lancet. Respiratory Medicine. 2023. 

 

京都市のように人の行き来が多い地域では。。。

 京都府内では2025年10月27日~11月2日の1週間で注意報基準(京都市:定点あたり12.03)を超え、11月10日~11月16日で警報レベルに達し、活発な流行が確認されています。京都市内は旅行・人流が多い地域特性上、シーズン内の異なる亜型流行が繰り返される可能性があります(府の公開ページは定点報告中心です)。したがって、インフル罹患後も周囲の流行に注意して感染予防継続は必要です。

 少しだけ具体的に見てみると、同じシーズンの中で A(H1N1)pdm09 と A(H3N2) が同時に流行することは、毎年のように起こり得ます。国内外の旅行者が多いことで、ウイルスが地域に入ってくる時期や回数が増える可能性はありますが、そもそも日本全体でもこの2つの亜型は同じ時期に流行しやすいことが、国の監視データから分かっています。以下はその根拠です。

 1. 日本の最新の感染症サーベイランス(病原体検出報告)

 2024/25年シーズン、2025/26年シーズンともに A(H1N1)pdm09 と A(H3N2) の報告が続いており、どちらのウイルスも同じシーズン内で確認されています。(感染症情報センター

 2. アメリカ(CDC)の報告

 2024/25年シーズンに A(H1N1)pdm09 が53.1%、A(H3N2)が46.9%と、ほぼ同程度に流行していたとまとめられています。

 3. 世界保健機関(WHO)の週報

 地域ごとに優勢な亜型は異なりますが、同じ時期に H1 と H3 が同時に流行している地域が毎年観察されています。

 台湾や香港などの近隣地域でも、A(H3)が主流でありながら A(H1)も同時に広がるパターンが報告されており、日本の流行傾向とも一致しています。

 

このように、京都市のような観光都市では、海外からのウイルス流入も加わって、複数のA型亜型が同じ季節に流行することが十分に考えられます。

 

今シーズンのワクチン予約について

11月後半現在の流行状況を考えると、インフル早期診断と抗ウイルス剤の投与が重症化阻止のために重要と考えられます。

予防接種に加えて、手洗い/換気/マスク着用など、基本的な感染対策の徹底を継続しましょう。

1:予約

ホームページWeb予約からご予約をおねがいします。

ご不明な場合や、空き予約枠の相談は電話でも受け付けています。

2:予約期間  2026年2月10日(火曜日)投与分まで 

予約に空きがあれば午前や夕方を含む診療時間内いつでも受けられます。

ただし、フルミストは製剤使用期限=2026年1月23日が最終投与日です。

3:接種対象者
生後6か月以上のお子さん(高校や大学生も可)やご家族の方
※経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト)は2歳以上19歳未満の方が対象です

4:接種回数と価格

①💉注射型 生後6か月から12歳(=13歳未満)は2~4週間あけて2回接種(できれば4週間隔)

12歳まで 初回4000円,2回目2500円※ 2回必要
13歳から 4000円 1回のみ

  ※当院で2回とも接種される方の価格

  ※当院では『フルービックHAワクチンシリンジ』か『ビケンHA』などを使用しますが、使用するワクチン製剤は入庫状況によって変更の可能性があります

  (3歳未満のお子さんは投与量の関係で『フルービックHAワクチンシリンジ』が使用できません)

②👃経鼻型👃

2歳から18歳 7,500円 1回のみ

 

5:当日の持ち物  

☑ 母子手帳(お子様の場合)

☑ 可能であれば、下のリンクにある問診票を記入の上、持参ください(時間短縮のため)

 注射用接種説明書問診票(インフルエンザHAワクチン) ,  フルミスト接種説明書問診票

 

経鼻型ワクチン:フルミスト~注射が苦手なお子さまに~

    • フルミストとは?
      鼻にスプレーするタイプのインフルエンザ生ワクチン
       長所:注射の痛みがない、1回で済む、効果が約1年持続する
       短所:水平伝播のリスクがある、割高である
    • 対象年齢
      ・2歳~19歳まで(主に注射が苦手な方や受験生などを優先)
    • 予約方法
      WEB予約にて24時間受付中
      ・先着順・数量限定のためお早めに🙋
    • 接種時期と費用
      ・10~12月が接種推奨期間,1回:7,500円(税込)
    • 接種できない方(基礎疾患のある方は、お電話でもご相談ください)
      ・37.5℃以上の体温上昇を呈している方
      ・気管支炎や肺炎など重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
      ・免疫機能に異常のある疾患の方,免疫不全の方と接触する機会のある方
      ・妊婦・妊娠の可能性のある方
      ・特定の薬剤服用中の方:副腎皮質ホルモン剤,免疫抑制剤,アスピリン
      ・重度の卵アレルギーをお持ちの方
      ・アナフィラキシーの既往をお持ちの方

ワクチン接種される方への説明書

必ず以下のリンクの説明書をお読みください。

❶注射によるインフルエンザワクチンを接種する方(当院では『フルービックHAワクチンシリンジ』か『ビケンHA』)

  インフルエンザHAワクチン

❷経鼻型ワクチン:フルミストを接種する方

 フルミスト接種説明書予診票

問診票は印刷して持参されますと、時間短縮となりますので是非ご利用ください。

フルミストに関するよくある質問はこちら

 

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